パク・シフとシン・ヘソン主演ドラマ『黄金の私の人生』は見ましたか?
韓国では最高視聴率47.5%を記録したという超人気ドラマなので、韓ドラファンなら既にチェック済みでしょうか。
このドラマは娘や息子の立場、その親の立場など世代を超えて感動と愛を感じることができる作品なので、その分多くの方が視聴されたようです。
ではその内容は?
ヒロインのソ・ジアン(シン・ヘソン)は、貧しい家庭の娘でお金もコネもない。
学歴社会で若者の就職戦争が激しい中、やっとの思いでヘソングループに就職が決まる。
実は、自分は拾われた子でヘソン財閥3世チェ・ドギョンの妹だと分かり、ヘソンの家で暮らすことに。
ヘソン財閥会長の娘でドギョンの母親ノ・ミョンヒ(ナ・ヨンヒ)から財閥の娘としての教育を受けるのだったが、ジアンはつつましい暮らしが沁みついているのでミョンヒの思うようにはいかなかった。
そんなジアンをいつもかばってくれるのが兄のドギョン。
いつしか2人は兄と妹の禁断の恋におちる。
ところが、ジアンはヘソン家の娘ではなく、ジアンの双子で妹のソ・ジス(ソ・ウンス)がヘソン家の娘だと分かる。
ジアンはヘソンの家を出て、代わりに妹のジスがそこで暮らすことになるのだったが…
と、周囲の人々の人間模様を織り交ぜながら描き出す、感動のヒューマンドラマです。
単純に財閥御曹司と一般家庭育ち女性の格差ロマンスではなく、
- ドギョンの両親やその家族
- ジアンの両親やその家族
- ジアンの友人
- ヘソン財閥会長
- ヘソングループで働く人々
- ヘソン後継の座を狙うノ・ジニ夫妻
ドギョンとジアンを中心に、
- 嫉妬や欲望の塊だらけの人
- 人に迷惑をかけまいと貧しくも日々真面目に生きている人
など、それぞれの人物が抱えている問題や心情が丁寧に綴られているので味わい深いです。
財閥の後継争いやロマンスという普遍的なストーリーの中に、格差社会の問題が盛り込まれているので、とても共感部分が多いです。
一番最後、ヘソンがノ・ジニ夫妻に乗っ取られようとした時、癌で余命いくばくもないジアンの父親が命がけでそれを阻止した姿は涙が止まりません。
地位・名誉・権力に溺れた欲の塊のようなヘソンの人間に対し、そんな家族を受け入れず身一つで家を飛び出し独立したドギョンが、一人の男性として一人の人間として力強く爽やかで輝いていました。
単に愛する人と恋愛をするのにこんなにも周りを巻き込んだ障害があるものかと胸が熱くなり、ドギョンの胸に飛び込みたい気持ちを抑えるジアンの背中を押したくなりました。
幸せになりたいだけの主人公たちの姿を丁寧に緻密に描かれていましたよ。
また感動のヒューマンが見たくなった時にはリピートしようと思う作品でした。
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