韓国ドラマ『ヘチ 王座への道』が今NHKで放送されていますね。
韓国ドラマは一気見するのが結構面白いと思いませんか?
全24話の作品を毎週1話毎の放送だと、続きが気になり結構辛い。
そんな思いをしている今日この頃です。
今16話まで放送されたので、ちょうど面白さに拍車がかかりいいところなのに…
それもそのはずで、本作の脚本家は視聴率が30%を超えたドラマ「イ・サン」や「トンイ」を手掛けたキム・イヨンの本格時代劇なのです。
今回の主人公は、若き日の朝鮮王朝第21代王英祖イ・グム(チョン・イル)です。
イ・グムは言わずと知れたトンイの息子でイ・サンの祖父です。
「イ・サン」や「トンイ」を既に見られた方はその作品との繋がりも感じられますし、歴史的背景が頭にあるのでより深く堪能できますね。
今作では、イ・グム(チョン・イル)の一番波乱万丈にとんだ時期がドラマ化されています。
イ・グムは母親が水汲みという低い身分だったので、王族だと認めてもらえない不遇の王子なのです。
ただ、父親だった第19代王・粛宗はイ・グムの王としての素質を見抜いて、世継ぎにと考えていたという。
ところが、第19代王・粛宗の亡きあとには、長男の景宗が第20代王として即位しています。
この景宗は頼りなくて自分の目指す政治・道というものが余り見えないのですよね。
見ていても優柔不断で決断力がないところなど、一国の王の姿としては不安になります。
王が弱ければ政治は利用され腐敗していきます。
そこで次男のイ・グムが活躍していくわけなのですが、王座を巡っての私利私欲にまみれた権力闘争の激しいこと!
手に汗握る過激なアクション、人知れぬ淡い恋の行方や熱い友情は、一瞬たりとも目が離せません。
CMがない本作をリアルタイム視聴している私は、トイレにだっていけません。
イ・グムを世弟、そして王にするために助け合う
- パク・ムンス(クォン・ユル)
- 武術と捜査能力が抜きんでたヨジ(Ara)
- 武術に長けたごろつきタルムン(パク・フン)
の絆にも感動です。
ところで、少し気になりタイトルの「ヘチ」について調べてみました。
ドラマでも目に飛び込んでくるインパクトのある獅子のような置石が「ヘチ」という善悪を見極める想像上の生き物だそうです。
沖縄の至るところで目にする「シーサー」の獅子バージョンのイメージです。
私にとって何から何まで興味深いストーリー、背景、描写で魅力的な要素が満載の作品です。
韓国の史劇は奥が深くて、見れば見るほど面白くなっていきますよね。
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