マスコミ紹介記事


ボツワナに新道場設立!

2016年07月11日

JICA青年海外協力隊としてボツワナで活動されていた故井坪圭佑氏(平成26年10月9日没)の志を受け継いだ、道場がボツワナに誕生します。コーチングセミナー2015に参加したキングスレー・セゴコトロ氏もこの道場の運営・指導などに関わります。

本法人では、柔道館の開館に合わせ、指導者を送るなど支援をしていきます。

山下理事長が、ボツワナ道場起工式に、メッセージを送りました。

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ボツワナ 柔道館起工式に寄せて

 ボツワナの柔道館起工式にあたり、スポーツ及び文化交流の新たな施設の完成に向けて、工事の無事を祈るとともに心からお祝い申し上げます。この素晴らしい計画を実現するためにご尽力された駐ボツワナ共和国日本国特命全権大使・尾西雅博閣下並びに関係者の皆々様のご熱意に深く敬意を表します。
世界のスポーツとして広く愛好されている柔道は日本の伝統文化でもあります。その技と心、そして攻防の面白さは世界の人々を魅了し、また各国、各地域の学校やスポーツクラブで青少年教育の有効な方法として取り上げられています。さらに、国際的に普及した背景には、柔道の思想である「自他共栄」への理解、共鳴があるように思われます。「柔道を通して平和を実現しよう」と唱えた創始者・嘉納治五郎の夢を、われわれは共有しているのです。
ボツワナと日本は一貫して友好関係を築いています。真の友好は、政治や経済の分野に偏ることなく、むしろ生活レベルでの交流、すなわちスポーツや美術、工芸、音楽、料理など文化面における人と人との親密な付き合いによって醸成されるのではないでしょうか。その意味において、柔道館は新たな交流の場として親しまれ、世界に向けてダイヤモンドの輝きを放つと信じて疑いません。
そして私は、柔道館が建つことを最も夢見ていた人物は、東海大学柔道部の教え子である故井坪圭祐君だろうと思うのであります。彼は、アフリカ大陸における柔道普及に情熱を抱き、ボツアナへ旅立ちました。彼の人柄と熱意、優れた指導力は皆々様のよく知るところです。残念にも亡くなりましたが、彼の魂はボツワナに留まっている、柔道館の活動を見守っていると、私には思えます。どうか、友好の証として、皆様の心の中に生き続けることを願います。
スポーツは、柔道は、子どもたちに夢と希望を与えます。私も、子どもの頃に、東京オリンピック大会での柔道選手の活躍を見て、自分も将来、オリンピックに出場して金メダルを取りたいと夢見たのです。ダイヤモンドの輝きとは、夢見る青少年が柔道館にたくさん集まることです。子どもたち一人ひとりが、原石なのです。柔道は、夢見る子どものためにあると言ってよいでしょう。
最後に、柔道館の完成とご参会の皆々様の御健勝を祈念し、お祝いの言葉といたします。
2016年6月22日

公益財団法人全日本柔道連盟 副会長
NPO法人柔道教育ソリダリティー 理事長
山下 泰裕

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また、 ボツワナ柔道館設立のニュース(国際柔道連盟Webページ(⇒NEW HOME FOR THE JUDOKAS FROM BOTSWANA) を紹介させていただきます。

訳責:杉並伸勉

ボツワナに新道場設立

今週、ボツワナ柔道連盟と関係団体はボツワナまた南部アフリカの柔道の中心地として新道場を設立することとなった。この道場は柔道発展のための重要な施設であると同時に、柔道精神の持続可能性を表す施設である。


 
ボツワナ柔道連盟執行部、尾西特命全権大使、青年スポーツ文化大臣

 ボツワナ柔道連盟会長のエストニー氏は、「この瞬間をどんな言葉に表せばよいのでしょうか。ここにいらっしゃる関係者と共に成長できるボツワナ柔道連盟を誇りに思います。また在ボツワナ日本大使館と友好な関係にあることを光栄に思います。加えて、国際柔道連盟(以下、IJF)より新道場設立に対し、経済的また技術的支援を受けることは大変光栄です。IJFビゼール会長はボツワナ柔道連盟と柔道発祥国である日本との友好関係に大変な信頼を寄せており、IJFと日本政府が友好関係を築き柔道ファミリーの共通ビジョンを持てることを確信しています。」と語る。
日本政府はボツワナ柔道連盟に対し、875万円(USD 87,500)の援助を実施し、新道場建設また2020年東京オリンピックに向けた競技力向上を支援している。ボツワナ柔道連盟は活動目的の一つに、”柔道人口を増加させ、教育と柔道精神を通した国民生活の向上”を挙げている。(中略)
 


尾西大使、青年スポーツ文化大臣による起工式

 この日に合わせ、IJFビゼール会長は以下のメッセージをボツワナ柔道連盟に送った。
「ボツワナの柔道ファミリーのみなさん、新しく道場が建設されることを大変喜ばしく思います。この道場はみなさんのhomeとなり、またアフリカ柔道に新しい軌跡を残します。このステップはボツワナ柔道にとって大変重要であり、選手の国際大会での活躍、青少年の柔道人口の増加の一助になることを祈っています。またボツワナ柔道連盟と多くの機関が築いた友好関係を祝いたいと思います。ボツワナ柔道の活躍を祈り、またアフリカ柔道全体の成長を是非見たいと思います。」


尾西大使


 式典挨拶において、尾西大使は「この道場建設は大変な名誉であり、またみなさんとこの場にいることを大変喜ばしく思います。本年(2016年)2月23日、ボツワナ柔道連盟と日本大使館は日本政府による支援の調印を行いました。この支援は日本政府が現在取り組んでおりますスポーツフォートゥモローの一環であり、日本政府は2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けたスポーツムーブメントの推進を世界に向けて行っています。本日ご出席のみなさんはJICAボランティアとして活動された井坪さんのことをご存知でしょう。井坪さんのご両親には本日の式典のことをお伝えし、ご両親からは彼のボツワナでの素晴らしい活動の様子を伺いました。またご両親だけではなく、全日本柔道連盟副会長・IJF理事である山下泰裕氏からメッセージを頂きました。」と話した。

 山下氏からのメッセージは以下である。
「この道場建設はボツワナと日本間の文化・スポーツ交流であります。現在世界で親しまれている柔道は日本発祥の伝統的な文化です。柔道における技術、精神、戦い方は世界中を魅了しています。現在柔道は青少年教育の一環として学校教育、またクラブ活動において多くの国で親しまれています。柔道には自他共栄という言葉があり、創始者である嘉納治五郎先生が願った世界平和を表しています。柔道は子供たちに夢と希望を与えます。私は1964年東京オリンピックでの日本人選手の活躍をみて、オリンピックの舞台を目指しました。子供たちはダイヤモンドのようなきらめきを秘めています。私はボツワナの選手たちがダイヤモンドのような輝きを持った柔道家になる事を願っています。」