山下理事長が全日本柔道連盟の会長へ

2017年06月30日

2017年6月23日、山下泰裕理事長が全日本柔道連盟の会長に就任しました。

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子どもたちが憧れる柔道界を目指して(全日本柔道連盟ホームページより)

公益財団法人全日本柔道連盟

会長 山下泰裕

平成29年6月の評議員会・理事会での決定を経て、この度、全日本柔道連盟会長を仰せつかりました。
まず前会長・宗岡正二氏には、2013年8月当時新日鐡住金合併後の会長兼CEOという激務の中、あえて火中の栗を拾い柔道界を救うご決断をしていただきましたこと、心より感謝申し上げます。その強いリーダーシップでさまざまな改革を行って、日本柔道界に長く続いてきた弊害を完全に壊し、風通しのいい、社会に通じる組織に作り変えていただきました。なかでも特に大きかったことは、理事会・評議員会を改革していただいたことではないかと私は考えております。より活発な議論が行われるようになり、また外部有識者の方々から貴重なご意見もいただいて、それらが抜本的な組織の改革につながっていきましたし、私自身もここから多くのことを学ばせていただきました。そのおかげをもちまして、一昨年、当連盟は内閣府から「スポーツ界の模範となる団体となった」との評価を得られるまでになりました。
その一方で、その改革はまた、身を切るような、痛みを伴うような改革でありましたことも事実です。4年前の出来事で、不祥事とは関係のない役員も連帯責任として連盟を去って行かれました。私自身も当時理事を務めておりましたので、その無念さはわかっております。そのみなさまにも納得いただけるよう、これまでの改革、理念を継承し、全国津々浦々まで浸透させていくことこそ新会長としての私の責務であると、身が引き締まる思いです。
さて、ことを成すとき、何事にも夢や目標が必要です。私の夢は、子どもたちが柔道衣を抱えて道場に行くことに憧れるような、そんな柔道界をつくること。柔道を知らない方々に「柔道は単なるスポーツではなく、人間教育である」と思っていただけるよう人を育てること。柔道を通じて、試合の勝ち負けだけではなく、長い人生の勝利者を目指す、そんな人で溢れた社会を築くこと。それが私の長年描いてきた夢でした。この実現を目指して取り組むこと、まさにそれが、これから私がなすべきことと考えております。
「一人では何もできないが、一人が動かなかったら何も始まらない」という私の好きな言葉がありますが、その夢を現実にするためには、まさにみなさまのお力が必要になります。日本全国で日々、子どもたちの指導にあたっていらっしゃる指導者、柔道以外の有識者の方々をはじめ、多くのみなさまと力を合わせてやっていかなければできません。そして、これは私の人生をかけるほどの長い戦いになるでしょう。
2019年には世界柔道選手権東京大会が、また2020年には東京オリンピック・パラリンピック競技大会が控えています。日本柔道界の発展と大会の成功に向け、多くの柔道界の英知と、また外部有識者のお知恵をお借りしながら、柔道をやっている子どもたちが誇りを持てる、日本国民に夢や感動を与えられる、そんな柔道界にできるよう、全身全霊を傾けていきます。
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

全日本柔道連盟ホームページ ⇒ http://www.judo.or.jp/aboutus

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