光本惠子事務局長をボツワナに派遣しました!

2017年03月10日

2013年7月から青年海外協力隊としてボツワナで柔道普及に当たっていた井坪圭佑さんは、2015年10月9日、南アフリカで不慮の事故により逝去しました。井坪圭佑さんの名前を冠した柔道場が2017年2月28日、彼の活動していたボツワナ・ハボローネ市で開館しました。Sensei Itubo Memorial Dojoの開館に合わせ、光本事務局長、田知本遥さんを派遣しました。

光本惠子事務局長からの報告です。

PDFファイルは⇒こちら

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「Sensei Itsubo Memorial Dojo」
外務省からボツワナ柔道連盟へ
完成引き渡し式及びオープニングセレモニー報告

  

日時 :2017年2月28日(火) 15:00~
場所 :ボツワナ・ハボローネ 「Sensei Itsubo Memorial Dojo」
参加者:Ms.Estony Pridgeon ボツワナ柔道連盟会長
    尾西雅博 在ボツワナ日本大使
    Mr.Teodor Pop  IJF秘書室
    Mr.Kefente Mzwinila ボツワナスポーツ教育長(MYSC)
    田知本遥 リオデジャネイロオリンピック 金メダリスト
    光本惠子 NPO法人柔道教育ソリダリティー事務局長
     その他 ボツワナ柔道選手、ボツワナNOC、ボツワナ他スポーツNF、日本大使館関係者等 
     計130名

「Sensei Itsubo Memorial Dojo」は2015年8月から日本の草の根無償資金協力、国際柔道連盟、故井坪圭佑さんのご遺族からのご寄付で建設がスタートしました。ご存じのように、2015年10月9日、JICAの青年海外協力隊(柔道隊員)としてボツワナに派遣されていました井坪圭佑さんが、南アフリカで不慮の事故により逝去しました。
井坪さんのボツワナでの柔道普及、発展への貢献は多大なものであったことから、ボツワナ柔道連盟は井坪さんの志を継いで日本政府に「草の根無償資金協力」を申請しました。在ボツアナ日本大使館のご尽力もあり、建設は急ピッチで行われ、引渡引きは6か月後の2017年2月27日に行われました。式典はEstony会長の挨拶から始まり、IJFビゼール会長のメッセージをMr.Popが代読しました。

 

その後、NPO法人柔道教育ソリダリティー 事務局長 光本惠子より山下泰裕 本法人理事長、および全日本柔道連盟 宗岡正二会長のメッセージを代読し、本法人から子どもたちへの柔道衣、全日本柔道連盟からトレーニングスーツ、講道館から新しい道場に飾る嘉納治五郎師範のお写真を寄贈しました。

 

 

 

また、在ボツワナ日本大使 尾西雅博氏より、オープニングの挨拶がありました。大使は頻繁に現場に赴き、視察して下さったそうです。

 

 

 引渡式は約1時間で終了し、その後、リオデジャネイロオリンピック柔道-70㎏級金メダリストの田知本遥さんによる柔道のデモンストレーショが行われました。選手や子供たちは今でもSensei Itsuboのことはよく覚えており、「彼は先生であり、お兄さんであり、お父さんでした」と話してくれる子供が何人もおり、今でも彼は多くの柔道関係者から慕われ、尊敬され、そして愛されていました。

 

 窓がとても多くて太陽の光が燦々と入る、素晴らしい道場が出来上がりました。道場に入るとすぐ左側に井坪さんの大きな写真が掲げられていました。いつも彼の口癖だった、「ちゃんと靴を揃えなさい」と言っているようでした。

 

田知本さんと井坪さんは東海大学体育学部武道学科で同級生でした。井坪さんは試合前で悩んでいた田知本さんに多くのアドバイスをし、背中を押してくれた大切な友人だったそうです。

講道館からお預かりした嘉納治五郎先生のお写真は、エストニー会長と光本で道場の正面に飾りました。これでやっと、道場がオープンしました。

 

この、引渡式に先立ち、2月26日には南アフリカのケープタウンに立ち寄り、井坪さんの事故でお世話になった南アフリカ柔道連盟の方、日本総領事館の方々、JICA日本事務所、そして救助をしてくださった方々にお会いし、謝意を述べました。また、内藤日本総領事、JICA日本オフィスの石亀さん、岩瀧さんと事故現場にて献花をし、井坪さんの冥福をお祈りしました。

同日の夕方には井坪さんが指導をしていた道場を訪れ、田知本さんの柔道デモンストレーションを行い、彼を知る多くの人たちと彼を偲びました。

 

最後に、今回の南アフリカ、ボツワナでの式典出席に対し、いろいろとご理解、ご協力いただいた在ボツワナ日本大使館、南アフリカ総領事館、JICAボツワナ及び南アフリカ事務所、全柔連、講道館、ボツワナ柔道連盟、南アフリカ柔道連盟に心から御礼申し上げます。
 
NPO法人柔道教育ソリダリティー
事務局 光本惠子(文責)