原口直也氏がUAE柔道連盟に!

2016年09月21日

2015年10月より本法人の国際担当インストラクターとして活動していただいた原口直也氏が、2016年9月よりUAE柔道連盟に勤務することとなりました。原口氏は、指導者派遣でグアム、デンマーク、UAEで指導を行いました。コーチングセミナー2015では、日本語を理解できない研修生のサポート、サニックス旗柔道大会でのイスラエル、パレスチナ、チェチェン3か国の受け入れ支援など11カ月で多くの活動をされました。
本法人としても原口氏が勤務するUAE柔道連盟とは今後も交流を持っていく予定です。2016年11月にはUAEのアブダビにて、大使館杯が行われます。

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NPO法人柔道教育ソリダリティー 

国際担当インストラクター
原口 直也


 
次に、私ごとではございますが、2015年10月から約11ヶ月お世話になりましたNPO法人柔道教育ソリダリティーを旅立つことになりました。理由としまして、私は2016年9月1日(木)よりアラブ首長国連邦(UAE)柔道連盟へ務めることになったためです。
この話は、2014年、東海大学とUAEとの国際交流の一環で首都アブダビのモハメド皇太子が東海大学へ表敬訪問された時から始まりました。モハメド皇太子は2020年の東京オリンピックに自国の選手を出場させたいという希望を持っており、UAEでの柔道教育の発展を強く希望されたそうです。
2015年5月に私がアメリカ留学から帰国し、東海大学へ報告に行かせていただいた時、UAEとの柔道交流のお話を山下泰裕先生と光本先生より直接いただきました。私は欣喜雀躍の思いでした。もしかしたら東海大学へ貢献できるかもしれないと感じたからです。その後、徐々に柔道教育ソリダリティーの光本惠子さんや小澤浩子さんと連絡を交換させていただくようになり、少しずつ柔道教育ソリダリティーの活動に参加させていただきました。
それから数ヶ月の時が経った2015年10月、山下先生のご配慮でUAEへ行かせていただくことになりました。東海大学副学長の吉川直人先生とUAEを訪問させていただきました。この時、吉川先生と在UAE日本大使館を表敬訪問させていただきました。吉川先生とご一緒させていただくだけでも動けなくなるくらい緊張しますが、更に大使にお会いすることになり心臓が飛び出しそうだったのを覚えています。この期間には、山下先生と日本人学校へも行かせていただきました。大変貴重な体験をさせていただきました。
帰国後2015年11月、幸せなことに光本先生より直接コーチングセミナーの参加要請がありましたので、柔道教育ソリダリティーのコーチングセミナー2015へコーチとして参加させていただくことになりました。このコーチングセミナーは、私の人生にとってかけがえのない研修となりました。2015年12月初め、コーチングセミナーを修了した私は、山下先生より賞状をいただき感謝感激で大変幸せでした。けれども、私の心の奥には、柔道の知識不足や何もできないことを痛感した自分が居ました。いっそのこと逃げ出したいと思っていました。

【コーチングセミナー2015に参加】


【セミナー修了証書を授与】
その後、益々UAEとの国際交流の話は本格化していきました。しかし、私の気持ちは高まりませんでした。高まるどころか下がる一方でした。このままの私がUAEへ渡航して何ができるのか、この重責が私に務まるのかとても不安でした。不安に押しつぶされそうでした。
2016年1月から柔道教育ソリダリティーでインターシップとして活動を開始しました。私は一から学ぶ思いで活動を始めました。そんな私を、惠子さんと浩子さんは暖かく向かえ入れてくださいました。幸せなことに惠子さんと浩子さんは何でも一から教えてくださいました。毎日職場に行くのが楽しみで、母親が2人増えた気持でした。柔道面では光本健次先生より熱心に指導していただきました。ワンツーマンの指導がとても嬉しく光栄に思いました。思うように自分の体が動かず、辛く厳しい時もありましたが、不意にくださる飴がとても甘く大変嬉しかったです。2016年に入り、柔道教育ソリダリティーで活動させていただいて段々と自分に自信が持てるようになりました。


【インターンシップ生としてキャンプ望星に参加】
【サニックス柔道大会で受入れをサポート】
それからはUAEの件が猛スピードで進み、2016年4月1日よりUAEでの活動が決定しました。私はとてもエキサイトしていました。いよいよUAEの話が現実的になり、光本先生の私への指導にも益々熱が入っていることが分かりました。私も必死で学びました。3月に入り心の準備が整いだしたころ、光本先生から電話があり「明日の朝、話がある」と言われました。私は何故か嫌な予感がしました。
翌朝、光本先生よりUAEの話がキャンセルになったことを聞かされました。私はとても悔しく、何も言うことができませんでした。私がもっと柔道が強く、優秀な人間ならキャンセルされることも無かったのかなと思うと色々な気持ちか込み上げ、お世話になった皆さんに本当に申し訳なく、悔しくて仕方ありませんでした。光本先生とお話しさせていただいた後、職場へ行くと惠子さんと浩子さんが優しく慰めてくれました。同日、山下先生からお誘いいただきお昼をご一緒させていただきました。あの日食べた上ヒレカツ定食の味は一生忘れません。
この件は私自身とても気合が入っていた分、その反動は大きいものでした。私の考えとは裏腹に、何をするのにも力が入りませんでした。すべてが中途半端になってしまい、自分が嫌になっていました。
そんな中、光本先生から1st Kenji Mitsumoto Cup 2016がグアムで行われるから一緒に指導に行かないかというお話をいただきました。私は何も考えずに即答しました。その2日後、光本先生より1日遅れてグアムに出発しました。光本先生の1週間の指導アシスタントを一週間行い、その後1週間グアムに残りました。これは1つの転機だったのかもしれません。

【グアムでの柔道指導の様子】
柔道を教えることが好きで、指導するのに場所は関係ないと初心に戻ることができました。UAEでなくとも柔道で貢献できる場所は沢山あるじゃないか、と思えるようになりました。グアムから帰国後、私は青年海外協力隊を目指すことにしました。その後は、職場でも力が入り、何もかもが新しく、楽しい毎日を過ごしながら学ばせていただきました。
そして2016年7月、光本先生よりUAEの件が復活したというお話をいただきました。光本先生・東海大学・JODCO様(INPEX:国際石油開発帝石株式会社)・そしてUAE柔道連盟との協力で復活しました。私は光本先生が私のためにたくさんの活動をして下さっていることに、とてもうれしく光栄に思いました。この時の私は、前回とは違い自信に満ち溢れていました。8月からデンマークに行く予定でしたので、デンマークの準備や柔道教育ソリダリティーでの活動、UAEの件・契約書の件などこの7月は忙しく充実した生活になりました。
今回、約11ヶ月間、NPO法人柔道教育ソリダリタィーで活動することができ、大変幸せに感じております。様々な場所で活動させていただき、また沢山の方々に出会い、失敗も沢山しました。その時その時に色々な方々に指導いただきながら、私自身成長させていただきました。当法人の活動では、山下泰裕先生を始め、光本健次先生、光本惠子さん、小澤浩子さん、そして度々お世話になりました宮本円さん、国際友好会館の木下陽子さん、東海大学の各先生方にご指導いただき自分自身の成長を実感することができました。私自身、まだまだ未熟者ですが、これからUAEにて、先生方より学びましたことを精一杯出し切り、全身全霊で活動していきたいと思っております。これからも精進してまいりますのでご指導ご鞭撻、どうぞよろしくお願いいたします。