原口直也国際担当インストラクターをデンマークへ派遣しました。

2016年09月21日

2016年7月29日~8月31日、原口直也国際担当インストラクターをデンマークに派遣しました。原口直也氏は、8月1日~8月6日に開催された「2016年デンマーク柔道連盟サマーキャンプ」で光本健次国際担当師範のアシスタントも務めました。本法人は、デンマーク柔道連盟サマーキャンプの柔道教室を共催しています。

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デンマーク報告書
NPO法人柔道教育ソリダリティー 国際担当インストラクター
原口 直也
 
今回、デンマーク柔道指導とアラブ首長国連邦(UAE)柔道連盟へ就任の2点、ご報告がございます。(UAE報告書は、こちら)


先ず始めに、2016年7月29日(金)~8月31日(水)までの約1か月間、デンマークで柔道指導について勉強させていただきました。今回は、8月1日~8月6日まで行われた「2016年デンマーク柔道連盟サマーキャンプ」へ光本健次先生が講師として参加したため、私はアシスタント兼インストラクターとして先生に同行させていただきました。私の他に、東海大学3年生の花田賢志君も参加しました。初め、このキャンプには光本先生のみが参加する予定でした。ヨーロッパの柔道指導は大変発展しており柔道指導の為の勉強になるという光本先生のご配慮から私のデンマーク行が実現しました。更に光本先生は私の柔道指導の勉強の為にと、今回デンマーク柔道連盟から支給された講師料を私の渡航費や宿泊費等へ援助して下さいました。大変幸せに思います。

 

 

 

この柔道キャンプは、Gerlev P.E. Sports Academy にて行われ、総勢300人弱の柔道家が参加していました。もっと少ない人数を想像していた私は300人を前に戸惑いと緊張を隠すことができず、光本先生に 頼りすぎて何もすることができませんでした。この時、いつも以上に気合が入りエキサイトしている光本先生を見て自分自身「まだまだ自分ひとりじゃ何もでき ないのだな」と、とても悔しく情けない気持ちになりました。

そんな私は、このキャンプの前半、これまで光本先生から教えていただいた多くのこと、私が学んで得てきたことをずっと考えていました。すると段々と緊張が ワクワク感に変わり、自信が沸いてくるのを実感しました。それから、周りをみる余裕が出来、胸を張り畳に立つことが出来ました。キャンプ終了後、光本先生 は日本へ帰国されました。私は勉強のため3週間。花田君は1週間コペンハーゲンのヘンリック先生の家にホームステイさせていただき、ヘンリック先生が教え ているAmager Judo Clubにお世話になりました。

この道場では、主にヘンリック先生が担当している10歳以下の練習に参加させていただきました。デンマークは8歳から英語を学び始めるそうで、クラスの殆どの子ども達と英語で会話することは困難でした。しかし、子ども達はとても可愛く、人懐っこい子、シャイな子などがおり、個性あふれる道場だなと感じました。デンマークの子ども達は金髪でブルーアイ、中学校の英語の教科書で見るような子どもたちが大変可愛らしく見え、毎日笑みが勝手にこぼれました。
 

キャンプ後の1週間は、花田君の帰国が近いということで彼に3クラス指導を任せました。通訳も居らず、英語も通じない環境で1クラス(1時間~1時間30分)を指導することは、花田君にとって過酷で初めての体験だったと思います。しかし、彼の指導レベルが着実に上がっていることを実感しました。彼の今後の頑張りと活躍が大変楽しみです。私も負けては居られないなと感じました。


花田君が帰国後、私は、ほぼ毎日2クラス(計3時間)の指導をしました。この指導中、最も苦労したことは、いかに多くの練習メニューを作り、そのメニューをいかに上手く組み立て、生徒に指示するか。という事でした。ヨーロッパでは、生徒はお店に来るお客様なので、柔道のクラスを買っていただいているという気持ちで指導しました。毎日一緒のメニューを出していては、お客様を満足させることはできないし、違うメニューを出しても不味ければ再来は無いでしょう。私はこの3週間で、約1年間の光本先生からの教えを全部出し切ったように思います。
その結果、この2週間、生徒、保護者、そしてヘンリック先生にも喜んでいただけました。コペンハーゲンでの柔道指導以外にも、念願でありました旧東海大学デンマーク校(現在:望星国民高等体育学校 Idraetshoejskolen Bosei)や東海大学ヨーロピアン学術センターにも表敬訪問させていただきました。望星では柔道クラスを1コマ担当させていただき、学術センターでは見学と松前重義先生の分骨されているお墓をお参りさせていただきました。


この様に、多く大変貴重な体験ができている事を幸せに思います。この1か月間は、私が次のステージへ進むステップとなりました。実際に、この1ヶ月は、今後の柔道指導をする自信につながりましたし、指導がますます楽しくなっています。改めて、この場をお借りして、デンマーク柔道連盟の皆様、デンマークで出会った仲間の皆さん、そして光本先生に厚く御礼申し上げます。