光本健次国際担当師範をUAEに派遣しました!

2016年05月19日

2016年3月28日~4月4日の期間、アラブ首長国連邦(UAE)に光本健次国際担当師範、原口直也国際担当インストラクター、東海大学武道学科4年佐々木浩太郎君を派遣しました。UAEでは光本師範、原口氏ーが中心となり1週間にわたってコーチングセミナーを開催しました。本師範・原口氏は、東海大学との共催で派遣しています。

光本師範からの報告です!

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海外出張報告書

高輪キャンパス特任教授・柔道部師範
NPO法人柔道教育ソリダリティー国際担当師範
光本 健次

期間:2016年3月28日(月)~4月4日(月)

出張先 :アラブ首長国連邦(アブダビ・ドバイ)

出張者 :光本健次・原口直也(本法人国際担当インストラクター)・佐々木浩太郎(体育学部武道学科4年)



2014年2月、アラブ首長国連邦アブダビ皇太子が東海大学に来日、山下泰裕副学長(NPO法人柔道教育ソリダリティー理事長)に柔道を通したアラブ首長国連邦での青年教育及び規律教育のための支援要請があり、アラブと東海大学のスポーツ(柔道)を通した交流がスタートした。その年の4月、アラブ首長国連邦の5つの首長国を訪問し、柔道場の視察、現地柔道関係者や加茂佳彦日本大使らとスポーツ(柔道)交流について意見交換し、今後における交流の方向性を探った。アラブの柔道普及・発展には良い指導者の育成が急務だと判断し、同年10月にはアラブ国際柔術大会の視察を兼ね、第1回コーチングセミナーを現地にて開催することができた。近年、アラブ首長国連邦では教育現場、軍隊、警察などに柔術が導入され、ここ数年で大幅に柔術人口も増大しているようである。教育現場には、もうすでに400校近く柔術のクラスがあると聞かされた。テレビでは柔術チャンネルがあり、試合、柔術コマーシャルなど、一日中映像が流されている。2018年にはアジア大会で柔術が正式種目に決定され、柔術関係者によると、柔術が柔道に変わりオリンピック種目になるのは時間の問題だとも言っていた。一柔道家としては、何か大きな危機感を覚えた。柔道教育ソリダリティーが支援するコーチングセミナーは、アラブにおける正しい柔道指導ができる指導者育成を目的に、柔道が持つ教育的価値と日本文化としての柔道の普及発展を目指すこととなった。

    2016年3月28日〜4月4日までの期間、アラブ首長国連邦(アブダビ)において第2回コーチングセミナーと柔道教室を開催した。コーチングセミナーは2日間と短い日程ではあったが、20名ほどの指導者が参加し熱心に受講してくれた。子供たちの柔道教室も2日間開催し、7つの首長国から70名ほどの子供たち・指導者が集まり、コーチングセミナーと柔道教室の模様は現地スポーツ新聞にも大きく取り上げられた。

大使館訪問では新任で来られた藤木完治大使・鈴木慎司職員などに暖かく迎えて頂き、アラブジュニア強化策として大使館カップの実現、また、東海大学への柔道留学など、今後の交流事業についていろいろなアドバイスを頂いた。また、東海大学がソーラーカーなどで協賛を受けているジャパン石油開発株式会社(JODCO)上田康介所長・澤田孝彦社員などによると、ここ数ヶ月で原油価格が3分の1に暴落、アラブ首長国連邦柔道連盟の財政も政府から厳しく制限されているようである。今回の研修には、柔道教育ソリダリティー国際担当インストラクターの原口直也君と武道学科4年佐々木浩太郎君にアシスタントとして帯同してもらい、若い2人には大変貴重な経験ができたと思っている。今後も本学とアラブ首長国連邦との良い交流事業を続けていくために、本学の国際関係機関及びNPO法人柔道教育ソリダリティーに協力とご理解を今後も継続してお願いしたい。