アメリカ・アナポリスに奥村君を派遣しました!

2016年02月01日

2015年10月12日~23日の期間、東海大学大学院修士2年の奥村達郎君をアメリカ・ワシントン近郊のジョージタウン大学ワシントン柔道クラブ及びアナポリス海軍士官学校に派遣しました。この派遣は、東日本大震災の米軍のトモダチ作戦の返礼として、2012年より継続派遣している事業の一環です。今回も産経新聞ワシントン駐在編集特別委員兼論説委員の古森義久氏にコーディネートしていただきました。

【右:奥村達郎君】

奥村君からの報告です。

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アメリカでの柔道指導を終えて
東海大学大学院体育学研究科修士課程2年 奥村 達郎

ドキドキと高鳴る鼓動を聞きながら、アメリカの地にはじめて足を踏み入れました。数ヶ月前に光本さん、小澤さんから学生ボランティアとしてアメリカで指導しないか?と話を頂き、上水先生と相談し、受けることにしました。英語も上手になりたいという気持ちが強かったので、凄く嬉しかったです。アメリカに行くまでに準備したことは、技の説明を英語でする為に単語を調べること、どんな内容の練習メニューをするのか考えることと荷作り。荷作りが1番大変だったかなと思いました。出国前日にゆっくりと荷作りをする事が出来ず、忘れ物が多く、不安の想いを持ってスタートしました。沢山の不安はありましたが、無事に、ワシントンダレス空港に到着しました。空港に到着し、荷物を取りに行く所で今回ホームステイさせていただく、古森スーザンさんと合流しました。その後、ワシントン市内を案内してもらい一旦家に帰り、軽く睡眠を取った後に夕食を食べにワシントンの中心街へ行き、そこでニューヨークスティクステーキを頂き、着いて早々アメリカらしいものを食べました。今回の日程として月曜日、水曜日、金曜日がジョージタウン大学ワシントン柔道クラブでの指導、火曜日、木曜日がウエストポイントにある海軍士官学校での指導となりました。

[10月12日] 到着して次の日が柔道指導の初日となり月曜日という事で、ジョージタウン大学ワシントン柔道クラブでの指導が始まりました。道場に行くと老若男女問わず多くの人がいて、道場は、マットを敷いた道場で2面取れるくらいの広さでした。初日からクラブのテッドさんに体操から全部やるか?と言われ、さすがに全部やるのは難しいと思い、どうやって進行していくのかを一緒にやりながら見ていきました。練習の中盤に、内股の講習をして欲しいと言われたので講習をしましたがいざ、始めてみると、動作をどうやって伝えたら良いのかわからず悪戦苦闘し、スーザンさんに助けてもらいました。その後、乱取りに入り、だいたい3分〜4分の乱取りを8本〜10本程度行い、その日は終わりました。帰り道にスーザンさんと相談をして伝えたいことをカードに書いて覚えるという良い方法を教えてもらい、帰って早速、カードを作り、わからない言葉、わかりやすい伝え方を教えてもらい、なんとか一通りの伝え方を覚えることができました。
   

[10月13日] 海軍士官学校では中くらいの道場と廊下を挟んで小さな道場の2つあり、体操までは一緒にやるが乱取りに入ると初心者は小さな道場に移動する形となりました。海軍士官学校では、最初から体操、回転運動、打ち込み、投げ込みまで仕切らせてもらい、乱取りに入ったら先生のTAKEMORI先生に仕切ってもらうという形をとりました。その後に、初心者が多いと言うことで軽くルール説明、組み方、姿勢、練習に対する意識などを士官学校で日本人の教官をしている田村さんの手助けをしてもらいながら、なんとか伝えたいことを伝えることができました。スーザンさんから昨日より上手に伝えられていたと言われ凄く嬉しかったです。
   

[10月14日] ジョージタウン大学ワシントン柔道クラブでの練習は、今日から体操から全部やってくれと言われたので体操から仕切らせてもらいました。体操、回転運動、打込、立ち技の乱取、技の講習の流れで、今日、教えた技は、大内刈で、3日目ということもあり、スムーズに講習を行うことができました。

   
    
[10月15日] 海軍士官学校では、体操、回転運動、打込、投げ込みの後に古森さんからの提案で6人掛けをすることになりました。相手は、女子選手が2人、男子選手が4人との試合となり、3人目の男子選手を内股で投げた時に学生の方から「Beautiful!!」と言う声が上がった時は6人掛けをやってよかったと思いました。
      

[10月16日] ジョージタウン大学ワシントン柔道クラブでの練習は、体操、回転運動、打込みの後に技の講習となり、今回は寝技をやり、ネルソン、横返の講習を行い、ネルソンは海外では、ジャパニーズロールと呼ばれているので紹介しました。英語での講習に慣れてきて、質問にも答えたりすることができ、英語に慣れてきたかなと言う手ごたえを感じました。でも、まだまだ、通訳が必要な部分がありました。
     

 [10月17日~10月18日] 休日と言うこともあり、6日目は、ジョージタウン大学ワシントン柔道クラブに練習に来ている日本大使館の川野さんのご家族と1日過ごさせてもらい、ジョージ・ワシントン初代アメリカ合衆国大統領の家があるマウント・バーナーに行きました。初代アメリカ合衆国大統領の家が当時のまま残っていることもあり、また、山と川に囲まれて、美しい風景を見ることができました。7日目、スーザンさん宅でホームパーティーが行われ、海軍士官学校の村越さん、田村さん夫婦、柔道クラブの先生など10人を超える人たちと会食をして、英語と日本語が飛び交う中、政治から柔道まで幅広い議論を交わす事ができ良い休日を過ごす事が出来ました。

   
[10月19日] ジョージタウン大学ワシントン柔道クラブでの練習は、体操、回転運動の後に柔道きほん運動に入っている運動を少しやりました。テッドさんがアメリカ柔道連盟で脳震盪の対策をしているということできほん運動を少しやってみたいと言う提案からやりました。みな、きつそうにやっていました。打込後に大外刈をやりました。大外刈の講習は、英語にも慣れスムーズに講習をすることができ、また、盲目の柔道選手にも指導すると言おう貴重な経験をさせてもらいました。その後、立ち技乱取、寝技乱取りをしました。この日は、ラボで働いている日本人の2人の方がわざわざ練習に参加して下さいました。練習後、柔道部の練習生のはからいでピザを食べに行き柔道の熱い話ができました。

     

[10月20日] 海軍士官学校では、体操、回転運動、打込、投げ込み、立ち技乱取り、寝技乱取りの後に、寝技の講習として、ネルソン(ジャパニーズロール)を行いました。なんとかスーザンさんの助けをなく講習する事ができ、英語も上手くなったと言われ、自分自身向上しているかもという思いがありました。
 


[10月21日] ジョージタウン大学ワシントン柔道クラブでの練習は、体操、回転運動、今日もきほん運動の動きを入れ、打込み、講習として連絡技の講習をしました。大内刈から内股、大内刈から大外刈、大内刈から体落など自分が得意な連絡技を行いました。その後に立ち技乱取り、寝技乱取りを行い終わりました。今日は、柔道クラブの練習生で弁護士で日本に3年間留学していた、韓国系アメリカ人のギャリー達と韓国の焼き肉を食べに行きここでも柔道の話で盛り上がりました。




[10月22日] 海軍士官学校で最後の練習となりました。今日は、体操、回転運動、打込、投げ込みを行った後に乱取りを行い、出来るだけ多くの学生と乱取りをしようと思い有意義な練習をする事が出来ました。その後、得意技の内股の講習をやり終わりました。みな、最初と比べると見違えるほど上達し、自分が教えた事を吸収していくたことが目に見えて分かったので嬉しかったです。また、柔道部からジャージと本のプレゼントをいただき泣きそうなくらい嬉しかったです。その後、日本のことに触れ合う文化祭的なものがあり、多くの学生が日本に興味を持っているんだなと思いました。
 

    



[10月23日] ジョージタウン大学ワシントン柔道クラブで最後の練習は、いつも通り、体操、回転運動、打込、講習の流れに入り、今日は、連絡技の講習と寝技の講習をもう一度やってほしいということがあったのでネルソン(ジャパニーズロール)と横返を行った後に、立ち技乱取り、寝技乱取りを行いました、最後にテッドさんから、ジャンパーを記念に貰いました、やはり死ぬほど嬉しかったです。また、この2週間でホワイトハウス、ワシントン記念、ポトマック川、航空宇宙博物館、国立美術館、自然歴史博物館、アウトレットモール、マウントバーナー、ワシントン大聖堂、ペンタゴン(国防総省)、日本大使館など普通では、行けないところまで連れて行ってもらい、ペンタゴンでは、9.11のことやペンタゴン内部の事を教えてもらい、日本大使館では、2人の公使の方とお話しすることができました。そして、帰国の日、テッドさんに空港まで送ってもらい、簡単に荷物を預け、乗り換えのあるロサンゼルスまで5時間のフライトでした。その道中、飛行機が乱気流に入り、機体が、上下左右に振られ、本当に墜落するんじゃないこと思うくらいの激しい揺れを体験しました。ロサンゼルスで飛行機を乗り換え、無事に日本に帰国することができました。
ワシントンで大変お世話になった、古森さん、スーザンさん、テッドさんには感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。そして、このような機会を与えて下さった、柔道教育ソリダリティー、山下先生、光本さん、小澤さん、また、機会があれば行きたいと思います。ありがとうございました。