国際柔道キャンプ「Camp BOSEI –Camp of Dreams-」 を共催しました。

2015年11月02日

2015年8月22日(土)~26日(水)の期間、本法人はカナダトロント市において、「柔道を通じて、夢を持って努力することを奨励する」ことを目的に、日本とカナダの関係団体と国際柔道キャンプ「Camp BOSEI –Camp of Dreams-」 を共催しました。
本キャンプは東海大学の母体となった望星学塾80周年記念行事として行われた松前柔道塾のカナダ研修とリンクして行われたもので、連日70名~100名が参加しました。

  

行 事 名:Camp BOSEI –Camp of Dreams-
共催団体:日本 NPO法人柔道教育ソリダリティー・(学)東海大学望星学塾・松前柔道塾
      カナダ Royal St. George’s College・Japanese Canadian Culture Center Judokai・Annex Judo Academy
開催期日:2015年8月22日(土)~ 26日(水)
開催場所:Japanese Canadian Culture Center(日系文化会館)

内  容:①技術講習  柏崎克彦先生(国際武道大学)・浅香夕海先生(松前柔道塾)

     ②合同練習  日本、アメリカ、カナダから20クラブが参加

     ③記念講話  橋本敏明副理事長(本法人副理事長)「松前重義先生の活動」

              橋本敏明副理事長(本法人副理事長)「オリンピズムとスポーツマンシップ」

             Aartje Sheffield先生(Judo Ontario会長)*特別スピーチ

     ④表  彰 (ベストフレンドシップ賞・ベストマナー賞・ビッグエフォート賞・ビッグアチーブメント賞)

報告動画(フロリダのDoug Clark先生作成)

Annex Judo Academy(共催団体)報告ページ *English

松前柔道塾(共催団体)報告ページ

Camp Bosei パンフレット

参加者からの感想が届きましたので、紹介いたします。

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自分が20年以上夢見てきたことがついに叶いました。2015年8月、Annex Judo Academyは5日間の国際柔道キャンプを含む交流プログラムのため、日本から27名のゲストを受け入れました。この研修には、3か国から15のクラブ・120名の参加者がありました。このプログラムを成功させるため、古い友人でもある、山口先生と約二年間準備を進めました。すべての研修がうまくいきましたが、橋本先生のサポートがとても心強かったです。
望星学塾は東海大学発祥の地であり、私はその活動の一環である松前柔道塾と1997年から交流をスタートさせました。望星学塾80周年記念の研修地にトロントが選ばれ、キャンプ望星を共催することになりました。多くのゲスト講師に加え、20年前に松前柔道塾で指導した生徒たちがこの研修に参加してくれたことがうれしかったです。
この行事は競技者向けのトレーニングキャンプではなく、全ての柔道家が友好を深めることを目的に開催されました。畳の上の講習や合同練習だけでなく、様々な分野の先生方から講話を聞くことができました。トロント市内の散策やナイアガラの滝へのフィールドトリップを通じて、新たな友情も築くことができました。
今回の行事は大成功で、特にキャンプ望星は多くの参加者が「またやって欲しい」と言っています。私の夢が叶うように導いてくれた橋本先生、山口先生に感謝いたします。

David Miller
Annex Judo Academy 代表(カナダ・トロント市)

Miller氏は1998年から9年間、東海大学を中心に日本で研修を行いました。1995年の世界選手権(幕張大会)にカナダ代表として出場、現在はトロントで柔道の指導と普及に尽力しています。

原文は、こちら

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Metro Orlando Judo Kai(MOJ)から指導者のHamid Shekarchi(元イラン代表)、原口直也(東海大学卒MOJで18カ月指導)と共にCamp Bosei に参加できたことを大変光栄に思います。トロントに到着した瞬間から夢が現実になりました。Miller先生にRSGCを案内頂き、美しいチャペルを見学、同校の深い歴史と伝統を知りました。Miller先生とは10分一緒にいただけで、共に柔道に情熱を注ぐ最高の友に出会ったと気づきました。
キャンプの会場、日系文化センター(JCCC)の美しさとスタッフ皆さんの親切さに驚きました。写真、映像、着物などの展示物を通じて日本の文化や移民の歴史をより深く理解することができました。道場に入るとカナダの柔道家たちから熱い歓迎を受けました。練習終了後JCCC柔道会の先生方と食事をしましたが、僅か一時間で、何年も続く友のような間柄になりました。そして私たちは元世界チャンピオンの柏崎先生にお会いしました。先生は私たちが想像していた通り、それ以上の人でした。20年も先生の本や映像を見てきましたが、目の前で見る先生の技はマジックです。この経験は一生忘れません。
そして私たちは松前柔道塾の研修団と合流することができました。柔道の技術は言うまでもありませんが、生徒たちの立ち居振る舞いのすばらしさに驚きました。その後、橋本先生はじめ先生方や保護者の方々と接して、生徒たちの態度が素晴らしい理由がよくわかりました。指導者の重要性を改めて認識しました。
Camp Boseiで原口直也が優秀な指導者に成長したことを改めて知りました。また講習会の中で、柏崎先生だけでなく、浅香先生の足技や寺澤先生の逮捕術など、色々なことを学びました。カナダの元チャンピオン達や選手たち、同じくフロリダから参加したBaldwin先生、Ross先生、Michelleさんと一緒に練習し学びあったことは貴重な体験です。橋本先生の嘉納師範と松前先生に関する講話は学ぶことだいでした。嘉納師範と松前先生は共に西欧哲学や科学に通じ、柔道世界に普及させ、また柔道を通じて世界の人々を結びつけることに尽力しました。この話には心を打たれました。
道場外でも教育的なプログラムが盛りだくさんでした。カナダの方々から彼らの歴史や政治について学びました。毎日、夕食は互いを知り、異文化を学ぶ場所でした。特に日本の先生方の話は興味深く、感銘を受けました。ナイアガラの滝は何度か訪れたことがありましたが、こんなに楽しい体験は初めてです。生徒と先生、先生と保護者、友情を築き共に学ぶ、忘れられない思い出になりました。
Camp Boseiを企画し、私たちの夢をかなえてくれたた山口先生とMiller先生に感謝します。すべての人を歓迎し、受け入れることは簡単な事ではありません。私たちは単に柔道の技を学ぶためだけに参加したのではありません。もっと大切な事、柔道が私たちの人生をどう良くしていくのか、どうしたら柔道が皆の人生を良くし幸せにできるのか。そういうことを学びたくてCampに参加しました。
このCampを文字通り「Camp of Dreams」にして下さったMiller先生と彼のスタッフ皆さん、JCCCの先生方、松前柔道塾の先生方に心からお礼を申し上げます。そしてCampが実現するためにサポート下さった、山下泰裕先生とNPO法人柔道教育ソリダリティーにも感謝します。この経験と学んだ事は決して忘れません。「柔道を通じて平和な世界を構築する」という嘉納師範と松前先生の抱いた夢、その実現のため、より一層頑張る決意をしました。今後もこのゴールに向かって、東海大学、NPO法人柔道教育ソリダリティーの皆さんと一緒に活動できることを楽しみにしています。

Doug Clark
Metro Orlando Judo Kai, Orland, Florida

原文は、こちら

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2015 Camp Bosei- Camp of Dreams

Boseiとは夢や希望の意味だそうです。私にとってこのキャンプは、柔道人生の夢が叶った記念すべきものでした。道場を探すのに2年費やした後、私は1981年に柔道を始めました。柔道は不思議な旅のようです。世界中に友達ができ、世界を学ぶ術を教え、自信を与え、9年に及ぶ日本での生活を支えてくれました。Camp Boseiのおかげで、旅はまだ続いています。
 柔道を始めたころから、先生や友人に何度も柏崎先生のことを聞いてきました。初めて先生を本で見た時、表現できない特別な気持ちになりました。いつの日か先生にお会いしたい、指導を受けてみたいという夢がついに叶いました。
 異文化研修は私の視野を広げました。RSGCの歴史を学び、Miller先生の柔道プログラムがカナダの教育や東海大学・松前柔道塾といかに関係しているかを知りました。トロントはこの研修に最適な国際都市でした。いろいろな民族文化を訪ねる市内散策は、飛行機にならずに、世界旅行をしているようなものでした。
 Dacks家の講話とユダヤ人街散策は、人間の精神がいかにして逆境に立ち向かっていくか、人間が希望を失わないために文化がいかに重要かを教えてくれました。カナダに来たユダヤ移民にとって、文化的なつながりがどれほど心強かったでしょう。これは全ての移民社会に言えることです。トロントに滞在した一週間、出会った人々を通じそのことを感じました。
 ナイアガラへの小旅行は衝撃で、自然の偉大さと美しさを教えてくれました。地球、自然、そして神と接することができたと感じます。どうしたらこの地球を次の世代に引き継ぐことができるだろう。偉大な滝は自分がいかに小さな存在であるか、地球への尊敬の念を思い起こさせてくれました。帰路、バスの中で、橋本先生から柔道と国際社会に対する考えを聞くこともできました。
 トロントブルージェイズの本拠地ロジャースセンターの見学では、自分の青春時代が蘇りました。若いとき、野球は私の人生でした。プロ野球選手になる夢はかないませんでしたが、厳しい練習を積む過程で、何かを学ぶ方法を身に着けました。それが柔道を始め、継続することにも繋がっています。球場に足を踏み入れ当時のことが思い起こされましたが、あの頃の小さな一歩が大きな道に繋がっていたのです。どんな経験も自分を磨き、社会と繋げてくれるのです。
 最後の夜のフェアウェルディナーは先生方との会話を楽しむだけでなく、その友情を一生ものにしてくれました。先生方は、それぞれの国の宝です。このような方々と知り合うことができ、同じ時を過ごすことができ、本当に光栄でした。
 この一週間、キャンプの一員になれ幸せでした。旧友と再会し、若者の成長を助け、愛する柔道を楽しみ、カナダの温もりを感じました。山口先生の友情、生涯忘れません。正に私にとっては”Camp of Dreams“でした。
 
Lonnie Ross
West Florida Budokan, 米国フロリダ州ミルトン市

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私たち柔道を通じて先生方、生徒たち、家族、みんながそれぞれ繋がりこのキャンプが実現できたことを、本当に素晴らしいことだと思いました。ただ単にスポーツをしているだけではこうも強い関係はできないと思います。
柔道が好きで、柔道の仲間が好きで、いろいろなことにあきらめず、新しいことに挑戦することに進んでむかっていく。そんな人たちがこのキャンプに集まっていたんだと思います。
柔道ではいろいろな国の人たちの柔道に対する熱心な気持ちは一緒で、4日間あった先生方のレッスンを聞いているときの顔、乱取りで見せる真剣な顔はどの国の人たちも同じでした。私はお迎えするものとしてミラー先生、マーティンとともにこのキャンプに参加できたこと、少しでも役に立てたことを本当にうれしく思いました。
一番の思い出は、私がみんなの写真を撮るときに見えた笑顔が本当に心からの嬉しい気持ち、楽しい気持ちに見えたこと。そしてこの経験を通じて子供たちの中で将来のことや、気持ちに何か少しでもいい変化があったことがうれしかったです。
柔道を始めることでこんなにいい経験をさせてもらえるとは思ってもいなかったです。みんなに出会えたこと、キャンプに参加できたこと、私は心から皆さんに感謝を言いたいです。

Akiko Takahashi
Annex Judo Academy(カナダ・トロント市)

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 Camp Boseiは古い一つの友情から始まりました。そしてそれは、新しい絆を結ぶ機会になりました。5日間の短いキャンプのあと、私は柔道を理解するうえで大切な一つのことを見つけることができました。
カナダ、アメリカ、日本からキャンプに参加し、運営に携わって下さった皆さんに心から感謝いたします。

Martin Atanatov
Annex Judo Academy (カナダ・トロント市)

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私にとってCamp Boseiは正に夢と希望のキャンプでした。山口さん、先生方、招待してくれて“domo arigaro gozaimasu”。横須賀で、渡辺利一郎先生に教えていただいた本当の柔道と友情を今回学びなおすことができました。東海大学の先生方、生徒の皆さんには技術指導をしていただき、互いに一本を取るために技を磨きあうことも教えていただきました。
松前先生と嘉納先生に関する講話は柔道の哲学に対する理解を深めました。今後の指導に役立てたいです。橋本先生と柏崎先生には「友」として接していただき光栄でした。キャンプに参加させていただいたことに重ねて感謝します。もう二度とBoseiのような体験は出来ないかもしれませんが、声をかけていただけばまた参加したいです。Arigato gozaimasu!!
 
Gerome Baldwin
Bushido Sports Judo Club, 米国フロリダ州ペンサコーラ市

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