ウラジオストック極東連邦大学で講演しました。

2015年10月21日

ウラジオストク訪問 「ロシア ウラジオストクでの日本文化紹介事業」として

大学と日本たばこ産業株式会社(JT)の共催による極東連邦大学での講義を行いました。

 以下、本法人ロシア交流担当の浅井信幸からの報告です。

 

            【極東連邦大学出の講演風景】

JTは昨年5月サンクト・ペテルブルグでの桜まつりでも植樹、茶室でのお茶会、

ロシア人による日本舞踊などで日本の文化を紹介しました。

今年は、日本に最も近い沿海州ウラジオストクにて

山下理事長の講演でこれまでの柔道を通じた日露交流を紹介することにより、

両国間の友好関係をさらに発展させようと企画しました。

講演に先立ち、クリロフ副学長と面談しました。

 

 

 

 【山下理事長の正面、クリロフ副学長】

 

冷戦時代から東海大学の創始者松前重義総長は極東大学(当時)と交流を続け、

軍港として閉鎖されていたウラジオストク港に最初に入港したのが東海大学の望星丸であったこと、

松前総長のイニシアチブで各国150人の大学会議をウラジオストクで開催できたことなどに及びました。

山下理事長もウラジオストク訪問は三度目で、

2005年に東海大学、国際武道大学合同で望星丸で訪問し武道交流をしたこと、

2012年APECの際にロシアに柔道を広めたオシェプコフの銅像を寄贈したことなど、

副学長から語られました。

また、今後益々の東海大学との提携を発展させたいと要望がありました。

山下理事長は東海大学副学長として、日露が様々な分野で協力していくことは、

両国間の友好関係の発展はもとより、

世界平和に通じるので是非東海大学と極東連邦大学がその魁になりたいと返答しました。 

講演は会場がほぼ満席の状態で立ち見がでるほどでした。

幼少からいかに柔道に勤しみ、柔道により人間形成され成長してきたこと、柔

道を通じた日露交流をプーチン大統領との友情を交えながら語られました。

若者たちに夢を持つことの大切さ、夢は力を与え、夢をあきらめず持ち続けることが大切さを伝えました。

 

1980年のモスクワオリンピックボイコットにも触れられ、

スポーツに政治は影響するかと問われました。

山下理事長は政治はスポーツだけではなくあらゆる分野に影響する。

政治はもっとスポーツの価値を理解するべきだと答えました。 

モスクワに出張中だったイワニェツ学長が空港から駆け付け、

山下理事長に感謝状と記念品が贈られました。

 【写真左 イワニエツ学長】

大学間のさらなる協力について話し合われました。 

沿海州知事等との昼食会の後に、オシェプコフ銅像贈式が行われたオリンピエツの小道場で

子供から大人まで約50人に柔道教室が行われました。

  

  

この教室は在ウラジオストク日本国領事館、沿海地方柔道連盟、当法人の共催で実施しました。

山下理事長から大外刈、大内刈の説明があり、

目を輝かせ一言も漏らすまいと真剣に聞き入っていました。

質問コーナーでは絞技を教えてほしいとリクエストがありましたが、

時間の都合のため次回のお楽しみとなりました。

集合写真撮影後、当法人からの記念品が参加者全員に送られ、山下理事量と握手をしました。

日露両国のメディアからインタビューを受け、道場を後にしました。 

当日、笠井達彦総領事主催に夕食会に招かれ大変美味しい料理に舌鼓を打ちながら、

多忙な日程を調整し出席してくださった、

ゴルチャコフ沿海州知事とウラジオストク港の自由化について、

今後の日露経済協力についてなどが話し合われました。 

稼働日が1日というタイトなスケジュールの中、成田・ウラジオストク間のフライトが

2時間40分という距離が示すように、

日本とウラジオストク間での様々な協力におけるポテンシャルを改めて感じる出張となりました。

また、2017年は世界で初めて柔道の国際親善大会が

このウラジオストクの地で行われてから100年になります。何か新たな予感がします。

この度のウラジオストクをサポートしてくださった全ての方に、

当法人を支援してくださっている全ての方に心より感謝申し上げます。

2015年9月 ロシア交流担当 浅井 信幸