ミャンマー男子ナショナルチームを受入れました。

2015年08月04日

平成27年2月1日~2月22日の期間、国際交流基金の助成の下、ミャンマー男子ナショナルチームの受入ました。

ミャンマーチームに同行しました、講道館派遣指導者の梅津哲也氏、キャプテンのヤンナイソーより報告です。

【強化を行った東海大学柔道場で佐藤先生と】

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東海大学練習報告書               梅津哲也

 ミャンマー柔道チームは2月2日から2月22日までの3週間、国際交流基金と講道館の支援・協力で日本で合宿を行った。この合宿は同年6月に開催される、第28回Sea Games(東南アジア大会)へ向けた強化のために行われた。男子4名、女子4名、コーチ1名が参加し、講道館をはじめとする、三井住友海上、大正大学、筑波大学などで練習に参加した。そのうち、2月15日から21日まで東海大学で男子チームを受け入れていただいた。ミャンマーの選手は以前も東海大学で受け入れをしていただいたことがあり、今回が二度目という選手もいた。
 練習では学生たちと同じように柔道、ウェイトトレーニング、ランニングトレーニングに参加した。約1週間の短い期間ではあったが、整った環境と質の高い稽古は選手たちにとって非常に有意義なものであった。ミャンマーでは柔道人口が少なく、体の大きい選手が多くない。さらにナショナルチームの中でもレベルの差があり、練習相手の確保に苦労していた。東海大学には軽量級から重量級まで、色々な柔道スタイルの選手がいるため、とてもいい練習をすることができた。普段自分より強くて大きな相手と柔道をすることがない彼らも、必死に練習についていった。練習の雰囲気もいい刺激となった。学生たちの練習への取り組み、ひとりひとりが練習を盛り上げる姿勢は、彼らの意識を高めることにつながった。他にも、基礎練習の大切さや考えることの大切さも学ぶことができたようだった。
選手たちが一番大変だったのはランニングトレーニングだった。ミャンマーは熱帯気候で日中の気温が30度以上と暑い日がほとんどであるが、日本での合宿中は雪が降り寒い日もあった。寒い中でのランニングに気持ちが折れそうになりながらも、何とかやり切った。
 東京の松前柔道塾でも受け入れていただき、子供たちと交流をすることができた。ミャンマーでは柔道クラブ等がなく、柔道をやるには体育専門学校へ入るか軍隊などに入るしかない。小さな子供たちが柔道をやる環境もなく、選手たちが子供たちと柔道をやることもなかった。今回このような交流ができ、彼らにとってもいい経験となった。


 

 ミャンマー柔道チームは6月にシンガポールで開催されたSea Gamesにおいて、金メダル2個、銀メダル3個、銅メダル2個、団体戦でも銀メダルを獲得することができた。こういった素晴らしい結果を残すことができたのも、選手たちの努力、現地指導者と周りの方々のサポート、日本で練習の受け入れてくださった皆様のおかげです。選手たちも多くの方々のサポートがあって柔道ができていること、そのうえでこの結果が残せたということを実感し、多くのことを学ぶことができたようでした。改めてお礼申し上げるとともに、これからもミャンマーとのつながりが続くことを願っています。

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ミャンマー柔道チーム キャプテン ヤンナイソー


色々な選手たちと稽古できることで新しい経験と自信になり、試合に役立ちました。さらに、日本人の精神を知ることができ、日本国と日本の文化を見ることができました。
みなさんに会えて本当にうれしかったです。また日本へ行きたいです。