アラブ首長国連邦に光本国際担当師範、髙橋健司氏を派遣しました!

2015年01月07日

2014年10月28日~11月8日の期間、東海大学の支援の下、アラブ首長国連邦(UAE)に光本健次国際担当師範、練馬区立貫井中学校の髙橋健司教諭、学生ボランティアとして矢澤賢人君を派遣しました。

光本国際担当師範からの報告書です。

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この度、東海大学とNPO法人柔道教育ソリダリティーの派遣により、アラブ首長国連邦(アブダビ)で指導者研修会(コーチングセミナー)を開催して参りました。
東海大学とアラブ首長国連邦の関係は、ソーラーカー及び柔道交流を通して近年急速に深まっています。これは石油減少後の国づくりに危機感を持つアラブ首長国連邦がソーラーカーなどを中心とした技術開発、また、柔道交流を通した人材育成に高い関心を示しているからです。


今年2月、アブダビ皇太子(実質的なUAE次期大統領)が東海大学を来校し、山下泰裕副学長(スポーツ担当)に柔道を通したアラブ首長国連邦での青少年教育、また子供たちの規律教育のために柔道を導入したいとの支援要請がありました。これを受けて4月中旬、アラブ首長国連邦の5つの首長国を私と山口輝義氏(文書秘書課)が訪問して文化センターや柔道場、教育・柔道関係者・日本大使館職員らと意見交換し、今後における協力・支援についての視察を実施致しました。


このような経緯のもと、8月2日(土)~9月2日(火)の夏休み期間を使って、アラブ首長国連邦ジュニアチーム(コーチ・選手)8名が来日し、本学柔道部及び付属中・高校生と柔道を通しての国際交流を行い、両国・東海大学との友情を深めることができました。アラブ首長国連邦では2015年9月より、15地区の小・中学校で柔道を授業に導入する準備を進めていますが、現状では学校教育機関に良い指導者を送り込むところまでいたっていない実状があります。当初より現地における指導者研修会開催の要望は強く、やっとこの要請を受け入れ、この度、10月28日(火)~11月8日(土)まで、第1回グランドスラムUAE大会の視察と、指導者研修会(コーチングセミナー)を開催することができました。この指導者研修会には、7つの首長国から25名程のコーチ陣が集まり、午前・午後の4日間集中して講義(日本柔道の歴史・教育としての柔道・審判理論)、実技(基本動作・安全を考えた各種の受身指導法・練習法・審判法)などを指導し、最終日には山下泰裕副学長(スポーツ担当)が代表を務めるNPO法人柔道教育ソリダリティーの修了書を授与致しました。このアラブ首長国連邦における指導者研修会の開催は、日本文化としての柔道普及・発展は言うまでもなく、将来、本学柔道部在校生のボランティアの派遣指導や、卒業生の教育者としての長期滞在もあるものと考えています。今回の指導では練馬区立貫井中学校主幹教諭である高橋健司先生にもお手伝いもいただき、学校教育現場の専門家としてご指導いただきました。また、アシスタントとして帯同してくれた柔道部文学部歴史学科日本史専攻の矢澤賢人君も、学生として大変貴重な経験を持つことができたと思っています。

なお、滞在期間中にアラブ首長国連邦柔道連盟より今後の交流の要望がありましたので記載し報告いたしたいと思います。この要望にはいくつかの課題(金銭的問題・日程・人材派遣など)もありますが、アラブ首長国連邦における青少年教育は、東海大学とアラブ首長国連邦との国際交流、また、我が国の石油輸入問題などの国益のためにも大きな貢献ができるものと思っています。今後も時学とアラブ首長国連邦との交流を続けていくために、東海大学の関係機関(国際課・教学課・法人・NPO法人柔道教育ソリダリティー)に協力とご理解をお願いしたいと思います。

1.定期的な指導者研修会(コーチングセミナー)の要請
  支援内容:定期的な指導者研修会(コーチングセミナー)の開催を協力・支援する。

2.2020年までに25校で学校教育に柔道の授業を導入の予定
  支援内容:本学柔道部卒業生を短期・長期で教員として採用してもらうために派遣する。

3.アラブ首長国連邦で本学の中・高校生との柔道交流の要請
  支援内容:本学付属の中・高校生との柔道交流(遠征・研修)12月~3月下旬で計画。

4.アラブ首長国連邦における今後の柔道普及・発展の支援
  支援内容:短期・長期でジュニアの受け入れの協力・支援する。
  日本大使館杯(仮称)ジュニア大会の開催の協力と支援をする。