ミャンマー文化交流ミッション感想

2012年07月14日

ミャンマー文化交流ミッションに参加した渡辺和也氏より、

感想文のいただきましたので紹介させていただきます。 

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ミャンマー文化交流ミッション 感想
2012年7月10日
渡辺和也

 今回、ミャンマー文化交流ミッションということで6月27日~6月30日の日程で山下泰裕先生と共にミャンマー柔道連盟を訪問しました。

 私は昨年の2011年8月から11月までの4ヶ月間、SEA GAME(東南アジアオリンピック大会)における強化ということでミャンマーのナショナルチームを対象に指導を行っていました。選手やコーチ、連盟関係者とは約7か月ぶりの再会でありました。

 選手たちとの再会は本当に嬉しく、みんなの元気な姿を見て、ミャンマーで指導していた日々を思い出し、胸が熱くなりました。

 柔道連盟を訪問した初日は、柔道衣の贈呈式を行い、選手たちの練習を視察した後、山下先生に実技指導をして頂きました。大外刈りと大内刈りを軸に、実戦で使える技術を伝授して頂き、選手たちも大変興味深く熱心に聞いていたようでした。

 ミャンマーの選手たちは素直で真面目、みんな一生懸命練習に取り組んでいます。その姿勢は技術的にも性格的にも日本の柔道家と近い所があります。それは、ミャンマーが今まで自国に柔道専門家を招いて強化を行ってきた、というのが大きな背景の一つでもあります。ミャンマーの柔道家たちは過去に何人もの日本人指導者から指導を受けていることもあり、東南アジアの中では非常にレベルの高い位置にいると思います。ただ、選手たちは試合や遠征などでほとんど国外に出る機会がないため、年間を通して自国で強化を行っています。

 昨年のSEA GAMEでは男女6名ずつ、計12名が出場し、9つのメダルを獲得しました。
その内訳は金メダルが1つ、銀メダルが6つ、銅メダルが2つという内容でした。12名中7名が決勝に進出したのですが、金メダルを獲得できたのはわずか1名でした。

 その背景にはやはり、他国の選手と比べて、国外での試合や遠征に参加するという経験が圧倒的に少ないということがあげられると思います。最近でこそ少しずつ国外に出る機会が増えてきたようですが、それでも他と比べると断然少ないというのが現状です。

 そういった点を踏まえ、山下先生は試合での駆け引きを身に付けることが必要だ、と話されていました。それには、厳しい練習を積むだけではダメで、他国での試合や練習を通して経験を積んで行くことが大切だと話してくださいました。

 来年、2013年のSEA GAMEはミャンマーで開催されます。
 ミャンマー国内でも国民が柔道の選手たちに寄せる期待は大変大きいと聞いています。
 開催国としてミャンマーの選手たちが一つでも多くの金メダルを取れるように、山下先生もミャンマーの有望選手を日本に招待したり、学生をミャンマーに派遣するといったことを考え、今後実践してくださるとのことでした。
 これを聞いて私も大変嬉しく思っています。

 今回この文化交流ミッションを通してミャンマーを再訪出来たことは、私にとって大変ありがたいことでしたし、今大きく変わりつつあるミャンマーでこういった機会を頂くことができ、とても嬉しく思います。また、ミャンマーの柔道家たちと大きな絆を結ぶことができて大変感謝しています。どうもありがとうございました。

 次回のミャンマーSEA GAMEでの成功を祈っています。

  

【指導を行う山下理事長と渡辺和也氏】

 

【文化交流ミッションに参加した皆さんと】