南京友好柔道館開館1周年記念に村田正夫先生を派遣しました。

2011年04月27日

光陰矢のごとし、と申しますが、早いもので日中友好南京柔道館が開館して3月1日で1周年を迎えました。

本年も3月1日に標準を合わせて、南京市に於いて日本週間が開催されました。

【写真は2011年日本週間のオープニング】

【写真は友好柔道館での式典】

この度、びわこ成蹊スポーツ大学 准教授であり、東海大学柔道部のOBでもあります

村田正夫先生を1周年記念の記念講演と柔道教室に講師として派遣させていただきました。

【写真は村田正夫先生】

中国上海総領事館が企画した日本週間に山下泰裕理事長のビデオメッセージも流れました。

以下、村田先生からの報告です。

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2011年3月28日
びわこ成蹊スポーツ大学
准教授 村田 正夫
                                                 
 去る3月7日から12日までの約一週間、上海領事館の要請を受け、中国南京市において開催された

「南京ジャパンウィーク2011」行事の一環である中日友好南京柔道館完成1周年記念のイベントへ、

特定非営利活動法人 柔道教育ソリダリティーからの委嘱を受け現地へ赴いた。

今回の記念イベントは、柔道を通して青少年の日中交流の推進を図ることを目的とし、

中日友好南京柔道館で柔道に通っている青少年を対象に、

柔道の精神(礼儀作法・相手を思いやる心)に関する講演、デモンストレーション、

形の披露、実技指導等を行うものであった。

   

この中日友好南京柔道館は、南京市重競技運動学校内にある女子柔道場が整備されたもので、

名誉館長に東海大学体育学部長の山下泰裕先生、館長には1987年に開催された

エッセン世界選手権の中国代表であり、現中国ナショナルチームのコーチである

Liu Jun Lin 先生が在籍されている。

 【写真は祝辞を述べる劉 南京友好柔道館長】

私が本柔道館を訪問したイベント開催までの期間は、この学校で柔道の修行に励む学生たちに加わり

乱取を実施する他、得意技である内股を主とした技の説明や組み方、

少年柔道の指導等、積極的に交流を深めた。その中で印象に残っていることは、

組み方の説明時に、「相手の利き手に関係なく、常に引き手から握り、奥襟を取る柔道は、

技を掛ける際に前回り捌きしか使わないので攻撃がわかりやすい」と指摘した際に、

とても興味を持って質問をぶつけてきたことである

最終日の完成一周年記念イベントでは、まず「柔道上達のために」と題し、講演を行い、

「理にかなった技を掛ける重要性」「柔道が世界へ広がり、その技術も変わってきていること」等について

話を進めていきながら「不易流行」の言葉の意味を通して、

柔道がどんなに発展しても変えてはいけないもの、すなわち柔道が持つ教育的価値について触れ、

柔道の本質を理解してもらえるよう努めた。また柔道の形では、現地の学生が「投げの形」を披露し、

私が得意技の披露等、限られた時間であったが大盛況のうちに閉会となった。

初めて訪れた中国の地、両国の歴史において悲惨な出来事があった南京市。

ここで柔道を通して友好を深めることができたこと、その重要性を肌で感じることができたこと。

柔道のすばらしさに感謝し、このような機会をご配慮いただいた山下泰裕先生に感謝申し上げ、私の報告とする。

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南京友好柔道館でも同時期に開館1周年記念式典が開催されました。

 

ユニクロ様からご提供いただいたTシャツを劉友好柔道館館長に寄贈する村田先生。

 

また、本NPO法人からも柔道の普及を願って柔道衣を寄贈しました。

2011年度の事業として本法人は、日中友好柔道館で使用する初心者用の柔道教則本を

作成する予定です。このプロジェクトは橋本敏明副理事長が中心となり進めていく予定です。

私たちはこの教則本を導入することによって、この友好柔道館で市民交流が盛んになることを

希望しています。