イスラエル・パレスティナ訪問記 -その③ー

2010年07月26日

【第3日目(7月20日・火曜日)】

今日はパレスティナ暫定自治区ベツレヘムでの講演会・柔道教室を開催しました。

エルサレムからラマッラ経由でいくつか検問所を通り、ベツレヘムに入りました。

 

ベツレヘムは旧約聖書に記されたユダの町で、キリストが生誕した地として知られています。

まるでタイムスリップしたかのような錯覚がありました。

講演と柔道教室はCatholic Action Sport Center で行われました。

 【柔道大会に出場した女の子たち】

パレスティナではまず青少年柔道大会の視察から始まりました。

 

 【写真:山下理事長と井上康生氏による表彰式プレゼンテーター】

女子の選手も優勝できてよかったですネ!

引き続き、山下理事長の講演会です。イスラエルと同じ演題で講演しました。

1984年のロス五輪でエジプトのラシュワン選手との決勝戦の話で、

ラシュワン選手が山下理事長の怪我をした足を攻めずに、正々堂々とフェアプレーの精神で戦った話に

会場から大きな拍手が沸きました。

講演会終了後、井上康生氏による柔道教室が開催されました。

約150人の参加者がありましたが、ふたりの世界チャンピオンが、

一度にパレスティナを訪問してくれた事に感謝します、と口をそろえて話してくれました。

井上康生氏の模範演技に、参加者一同真剣なまなざしで見入っていました。

練習終了後、橋本公使にアラビア語の通訳をお願いし、参加者からの質問を受けました。

たくさん質問がありました! 橋本公使、柔道用語や技の説明でご苦労をおかけしました!

今回、大きなミッションの一つに国際交流基金に支援いただいた柔道衣をパレスティナの子どもたちに

届けることがありました。

 

山下理事長からHani Sh Halabi パレスティナ柔道連盟会長に引き渡しました。

会長は、このすばらしい柔道衣を大切に使います、と謝意を述べました。

 

井上康生氏からはイギリス滞在中に作成した自身のDVDを進呈し、柔道普及のために使ってください

と述べました。このDVDはイギリスのファイティングフィルム社が作成したもので

ファイティングフィルム社からご寄附いただいたものです。

 【写真:柔道教室終了後の記念撮影】

参加者の皆さんは、本当に熱心に柔道に取り組んでる方ばかりでした。

教室の終了後、参加者の顔がほころび、皆さん笑顔で帰って行かれました。

ここまでやって来て、本当に良かった・・・、これが山下理事長と井上康生氏の感想でした。 

次は昼食を取るためレストランに向いましたが、その途中、高くて長いコンクリートの分離壁を見ました。

 

この壁を作ったのはイスラエル政府ですが、壁を築いた経緯にはイスラエルの言い分があり、

パレスティナにも正当な言い分もあり、勉強不足の私たちには批判できない、深くて長い歴史を感じました。

ー続くー