井上康生氏をロシア・サンクトペテルブルグに派遣しました。
2010年05月24日
井上康生氏をロシア・サンクトペテルブルグに派遣しました。
5月12日から14日の3日間、ロシア全土から集った子供を育成している
指導者約50名を対象にしたセミナーが行われました。
(写真:左から シニェルニコフ氏 ラフリン先生 井上康生氏 ボストリコフ氏 )
このセミナーは、プーチン首相に柔道の技と心を教えた恩師ラフリン先生の
強い願望に山下理事長が協力し実現しました。
ラフリン先生は、「子供を育成するにはまずその指導者を育てる必要がある。
日本の指導者により正しい技、そして柔道の心を伝えてほしい。」との依頼がありました。
それに応え昨年は柏崎克彦先生、
中西英敏先生の両世界チャンピオンによってこのセミナーが行われました。
今年はイギリスで指導者としての勉強をし、
世界を飛び回っている、井上康生先生を派遣させていただきました。
立技中心のセミナーとなり、若手コーチとも大いに意見交換をしました。
ラフリン先生から『山下理事長の愛弟子であり素晴しい指導者、
井上康生氏を派遣してくださり感謝します。ロシアのコーチ達は技だけでなく、
柔道の心に触れ、これからの子供達の育成のために役立ててくれるでしょう。
このことを通じて両国がもっと理解しあい、友情を深め世界平和へとつながっていくことを願います。』
とのお言葉がありました。
また、井上先生からは「この度は、大変貴重な経験をさせて頂き、
この機会を与えてくださった山下先生、ラフリン、ボストリコフ両先生、
そして調整役としてご協力頂いたNPOスタッフには心から感謝を申し上げます。
ラフリン先生と教育について話す機会があり、私にとっても大変貴重な学びとなりました。
私の指導がロシア柔道界の貢献に少しでも役に立つ事を祈ると同時に、
ロシアと日本が柔道を通じて、深い友好関係がこれまで以上に結ばれる事を心から願います。」
とのコメントが寄せられました。
こうした一つ一つの積み重ねによって、私たちが掲げる柔道・友情・平和が実現されていくのだと思います。
最後に、当NPO法人の活動にご理解くださりご支援してくださっている多くの方々に
心よりお礼申し上げます。